« 父母への手紙 | Main | 酒鬼薔薇聖斗(その2) »

February 09, 2005

後藤昌次郎先生

4時30分 起床 G先生の著書 続きをよむ 読了
8時30分 事務所入り
       商標G事件の訴状チェック 依頼者へのメール文案チェック
9時30分 M社Hさん スポンサー選定についてのアドバイザリー契約について協議
10時00分 Tさん 新件の自己破産申立て受任
11時30分 昼食 精進揚定食
13時00分 G社 M社 定例相談
14時00分 M社取締役会
15時00分 事務所へ戻りインボックスに溜まった案件を処理
17時30分 新宿 KにてG先生のお話しをききつつ会食
21時00分 Tくん、Yくんと流れて官界の話をきく
23時45分 帰宅


 1997年(平成9年)6月28日、神戸児童殺傷事件の犯人として少年Aが逮捕された。
 その時、私は家族と一緒に、友人T家で食事をしていた。犯人が中三だと聞いて、素朴に感じた疑問があり、会話した。。
 司法修習において、検察実務修習では、死体の解剖の見学をする。その経験からいって、人間の体をばらばらに切り刻むのは容易な作業ではないことは承知している。プロ仕様の鋭利な刃物でも、胴体から首を切り離すことは簡単ではない。仮に、それを実行したとすれば、身体の組織は、ぐちゃぐちゃにちぎれ、血液、体液、脂肪、その他はとびちり、少年Aの衣服・身体にべっとりとこびりついたはずである。その状態で帰宅した少年Aの異変、あるいは、切り離した首を持ち帰った際に、家族が気づかなかった、ということがありうるだろうか。それができたとすれば、大変な力量(?)であるか、家族はまったく少年Aと接触がなかったことになる、というようなことである。
 その後、私はその懐疑心を暖めることなく、マスコミの報道を読み流し、いつしか少年Aが、淳君殺害犯人だと疑わなくなっていた。
 しかし、そこには合理的疑いがあるのではないか。
 「神戸酒鬼薔薇事件にこだわる理由―「A少年」は犯人か」を著し、この点を問うておられる後藤昌次郎先生との食事に、恩師U先生にお招きいただいた。
 U先生によれば、後藤先生は「刑事弁護士として、時代を画され、かねて弁護士会に国宝の制があれば推したい」という方である。
 後藤先生は、数日前に、上あごの歯をすべて抜かれたとのことで「酒は飲めるが、たべものは液体状のものしかだめです。」と、おっしゃりながら、数々の冤罪事件の弁護の経験を語って下さった。
 人権派弁護士にありがちな臭みや政治的偏向はまったくなく「証拠と道理」だけに基づいて、合理的疑いを語られる姿勢に打たれた。先生は80歳になられるはずだが、私ども若輩にも、仲居さんにも敬語でお話しになり、我々の質問や発言にもにも「それは私にもわからない」「そのとおり」と、真摯かつ丁寧に、そして爽やかに対応して下さった。
 体調が万全ではない中、長時間ご一緒頂いたことに、心から感謝申し上げます。

 ↓クリックすると拡大します。
Gsensei

 

 

|

« 父母への手紙 | Main | 酒鬼薔薇聖斗(その2) »

Comments

RS郎です。

昨日の後藤先生の夕食会は本当に興味深く、大変勉強になりました。

まだ実務に出ることすら許されない一受験生の感想としては、証拠とそこから合理的に推認できることのみを武器にして一つ一つの事実を論理的に積み上げていくというお話に論文試験での「論理の大切さ」を身に沁みて感じる一方、条文の重要性を何度も強調されていらっしゃった点に択一試験での細かい「条文の記憶」を疎かにしてはならないことを痛感した次第です。

不肖の弟子ではありますが、今後ともよろしくご指導いただきますよう
お願い申し上げます。

なお、お写真を添付いたしました。

どれも暗かったりピンボケだったりとうまく撮れておらず、
かろうじて皆様の顔が判別できる一枚のみお送りいたします。

とりいそぎ


Posted by: RS郎 | February 10, 2005 at 05:44 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/78585/2867105

Listed below are links to weblogs that reference 後藤昌次郎先生:

« 父母への手紙 | Main | 酒鬼薔薇聖斗(その2) »