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June 30, 2009

プロに求められる「成熟」

 司法修習生や登録したての弁護士と話す機会があって、司法研修所の卒業試験が話題になった。
 この試験は、法曹になるために必要な一回目の試験=司法試験に続く、二回目の試験ということで「二回試験」と呼ばれている。

 二回試験は「プロの世界に君たちを迎え入れて『最低限』一緒にやっていけるだけ成熟しているか」を見ようとするものである。受験者の優秀さを見る「選抜試験」ではない。あくまで「最低レベル」をクリアできているかどうかの「ネガティブ・チェック」である。

 従って「上を狙う」必要はない。上を狙って「誰でもが押さえる論件」をはずす方が危険である。プロとして仕事ができるための第一歩は、「ある案件に関与する法曹が、必ず気づくであろう問題意識を共通にできるか」という点にあるからである。

 当日、病気になったから試験を受けられなかった、『実力』を発揮できなかった、というのは理由にならない。そういう人がいても同情すべきではない。司法修習生は、最高裁からお給料をいただいて勉強させてもらっている「勉強のプロ」であり、二回試験は、プロとして履行すべき債務である。「病気」が債務の履行ができなかった理由にならないのは、仕事に携わる者の常識である。
 生物である以上、病気になることは避けられない。しかし、できる限り病気にならないように体調管理をすることはできる。病気になった場合に、重篤になるのを防いで『最低限』のパフォーマンスを示すことも、できるはずである。

 二回試験独特の雰囲気に呑まれてパニックになった、というのも理由にならない。パニックに陥らない、陥ったとしても短時間にそこから脱出する、というのも、これまたプロとしての基本要件である。

 時間切れも同じである。一定の時間資源を、与えられた複数の課題に適切に割り振ることのできる能力も、仕事人としての極めて重要な資質である。些末な論件に、膨大な時間を取られて、大切な問題が後回しになり、納期を守れないようでは、対価をいただく資格がない。

 些末なことであるが、答案用紙を「こより」で綴じている最中に、終了のベルがなって、起案を取り上げられ、指示違反、ないしは特定答案として落第させられた、などということが、しばしば「ひどいこと」のように語られている。このような事実が仮にあったとすれば、落ちて当然なのである。このような事態は、時間配分能力が著しく欠如していることの徴表であるから。仕事においては、相当程度の余裕をもって終えていなければ、関係者に迷惑をかける。

 ページ番号を振るなどという「どうでもいいこと」に受験者の労力を割かせるな、などという声もある。これも、短見である。提出した答案は、綴りひもをはずされて、コピーされ、採点者の回覧に供される可能性がある。そんな場合に、ページ番号が振られていなければ、どのような混乱が生ずるかについて想像力をめぐらせるべきである。関係者に余計な負担をかけないように配慮する、というのも、プロに求められる最低限の資質のひとつである。

 以上、要するに、二回試験が求めているのは「プロとしての成熟」である。

 自分に課された複数の課題の内容を正確に把握し、そこに軽重の重み付けをすること。
 それに対する「解決案」をアウトプットするのに与えられた有限な時間を認識すること。
 自分の身体的および知的リソースを、それぞれの課題に、適切な時間と分量で配分し、解決策を導くこと。
 ある場合には、あえて「何かを捨てる」こと。
 解決策の結論と理由を、読み手の立場に立った、明晰な言葉で表現すること。
 監督者、採点者、周囲の受験者をはじめとするまわりの人に負担をかけないようにすること。
 余裕を持って仕事を終え、落ち着いた充足感を以て、場を立ち去ること。

 私たちはそういう人を、私たちの仲間として迎え入れたい。

 司法研修所で語られるすべての言葉は、最終的には、このようなことに気づいて欲しい、というメッセージとして解釈されうると思う。

 

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6月最後の2日間

29日(月)
10時30分 H家の件 事務所内打ち合わせ
13時50分 Aさんの件
17時30分 L社へ 2時間ほどの長居ととなり送ってもらう

30日(火)
9時30分 H先生と会館で
13時30分 T社の件 事務所内打ち合わせ
がしがしといろいろあって
21時 渋谷AUBEで息子のライブ 演奏がとてもタイトになっていてよい
 GX200の動画機能で、ずっと撮影してみたが音が悪すぎ 残念

 息子のBand We Want Wineがサマソニのオーディションに登録したので、よろしければ下記を訪れてクリックしてやってください
 楽曲も聴けます(Vocalのミキシングが粗いですが)

 http://emeets.jp/pc/artist/2068.html

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June 28, 2009

松江 宇宙からのブログ

 前の記事と前後しますけれど
 長楽園へチェックインしてから、一休みして、夕刻から、宍道湖へ夕焼けを観にいった
 
 今日、28日(日)は、朝、長楽園の広大なお庭を散策し
 それから松江城のまわりの堀川を遊覧船で巡る 暑いけど面白い
 鴨南蛮で有名な八雲庵で昼食をして
 宍道湖や中海を通って空港へ

 旅行中、義母が「宇宙ステーションにいる若田さんが帰ってくるのが1ヶ月遅れることになった」というが、残りのメンバーがその事実を知らず、やや疑う声もあり、携帯からgoogleしてみたら、いきなり若田さん自身のコメントが表示された。
 若田さんは、宇宙ステーションからblogを書いているのであった!
 びっくり! 写真もすばらしい。
 原理的には驚くことではまったくないのですが、うーん、すごいことだ。

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June 27, 2009

出雲

 妻の両親と一緒に、義父が行きたいという出雲へ。
 義父は、足が弱っているため、車いすを随所で使う。
 ANAのスタッフの方々が親切にしてくださり、とても助かる。日本も文明国になったもんだ。
 金属探知機が仕えないので、ANAのスタッフが「申し訳ありません。お体をさわって検査させていただきます。」というと、義父が「あんまり、さわらないで(笑)」とかいっている。 

 出雲は真夏日。
 歴史資料館を見て、竹内まりやさんの実家の前を通って、出雲そばをたべて
 それから大社へ
 大社の本殿が建て直しのため、拝観できないが、仕方がない

 その後、ワイナリーで試飲したりしてから、玉造温泉 長楽園へ
 日本最大の露天風呂を楽しむ
 しかも?混浴

 食がすっかり細くなってしまった義父が夕食はしっかり食べてくれて
 笑顔なのが、みな、うれしい

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June 26, 2009

はだし さくらんぼ

 昨日の撮影の疲れで、なんだかしんどい。
 朝、裸足で2キロほどウオーキングしてみる。これは効く。
 足裏マッサージ行くくらいなら、これをする価値はあるが、効き過ぎ。

 午前中は、自宅で仕事をし、午後事務所へ。
 夕刻帰ってくると、山形の伊藤ちゃんからさくらんぼが!
 ありがとうございました!

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突然の死

 昨日の朝、姻戚であり依頼人でもあったWさんがお亡くなりになったとの連絡があった。
 先週、電話で短いお話しをしたばかりであった。
 その内容は、Wさんの耳に心地よいものであったはずはなく
 状況ゆえいたしかたないとはいえ、最後の会話はもっと明るいものにしてさしあげたかった
 心からお悔やみを申し上げる

 今朝、マイケル・ジャクソンが亡くなった
 僕と同じ歳
 僕は、彼のファンというわけではなかったが
 その天才性は疑いなく評価しており 他方でいろいろなことを痛々しく見ていた

 ファラ・フォーセットも今日亡くなった
 
 死は、毎日の生活の隣に大きく口を開けている
 だからこそ、明日のために生きるのではなく、今日を充実させ、楽しく生きなければ

 

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エキストラ当日(おまけ)

着替えを終わって他のメンバーを待っていると
スチルの松村映三さんも仕事を終えて一息ついておられたので
村上春樹さんとの共著「辺境・近境」にサインをしていただく
しばらく村上さんの近況についてお話しをうかがう
21時前に帰宅

私のミーハー性が大満足の日であった

 

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June 25, 2009

エキストラ当日(その2)

様々にアングルを変えて、撮影を繰り返す
最後には日は傾きはじめ、従前の映像と整合させるためにフィルターをつかい
照明部の人たちがレフ板をもって動き
ぎりぎりで撮影終了
中村獅童さんはこれで収録終了 ご挨拶がある
その後、音声や足音を収録
一日中、和服に下駄で、足下もあやうい場所があり、疲れた

さまざまな意味で、今後に向けての見通しがついた日であった

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エキストラ当日(その1)

5時30分 起床 大浴場で和む 誰も客がいない
7時30分 守谷駅でピックアップしてもらう
 筑波ワープステーション江戸へ
 和服の通行人の役になる まったく違和感がないといわれる
 そのうち、NYCとか、和服で歩いてみたいものです
 待ち時間に本を読み、父の追悼文集の座談会テープ起こしなどをする
 昼 お弁当 カレー サラダ アイスクリームのデザート

14時00分
 午後 芸者と同伴出勤?する旦那の役
 これからどうやって遊ぼうか、と話していると
 レオニー(エミリー・モーティマー)がイサムを乳母車に乗せて、ヨネ(中村獅童)と歩いてくる
 明治時代のことであるからして、往来の人々は奇異の目でレオニーを見る

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June 24, 2009

エキストラ前泊 炊事と掃除

24日(水)
朝 どしゃぶり
9時30分 T社株主総会 ぎりぎりで間に合う
11時 Hさん
13時 Cビル→床屋
14時30分 松井監督
15時00分 Mさん 心から御礼申し上げる
18時30分 水海道へ 明日の出演者たちで食事・前泊
 食事会場は絶望的に遠かった 
 空腹を抱え 照明もほとんどない 足下もよく見えない
 延々と歩くうちにとなりのつくばみらい市に入ってしまった
 店につくと「電話くれれば迎えにいったのに・・・」とのこと
 帰りは送ってもらい、コンビニで花火をかって遊ぶ

内田樹さんが、村上春樹さんの小説がなぜ世界的に受け容れられるかについて
登場人物が自ら食事をつくり掃除をするからだ、と書いている
原文はこちら

昨日書いた玉村さんも自ら食事をつくる人であり
農作業に関連して、内田さんとほぼ同じ論旨のことを書かれている

生きていくということは、部分的な秩序を打ち立てるための絶望的な営みであること
であるからこそ、結果にではなくプロセスに充実と幸福を求めなければいけない

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June 23, 2009

今日よりよい明日はない

22日(月)
10時 レオニー事務所内打合わせ
13時30分 Tさん Kさん 来所
14時30分 T社 事務所内打合わせ
18時 追悼文集編集会議

23日(火)
9時 G社 電話会議
10時 KDr来所
12時 Tクリニック
13時 次期教官候補の公聴会
16時 レオニー打ち合わせ
17時 H家の件
20時 松井監督と電話会議

玉村豊男さんの最新刊の「今日よりよい明日はない」を読む
今日よりよい明日がある、と思うから、不充足感になやまされる
老いとも病気とも、適切な距離をとってつきあいながら
今日を一生懸命はたらいて
できなかったことは明日に回して
夕方には最高においしいビールか白ワインを飲んで
自分で料理をして そこそこにおいしいものを楽しむ
そして、今日やり残したことに思いをいたして眠りにつき
明日はあしたの仕事をする
それこそが幸福


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June 21, 2009

父の日 1Q84

21日(日)
1Q84 読了 これは「完」ではなさそうですね。
9月までしかきていないし。
Book3がでるのはいつでしょうか。

父の日とのことでいろいろもらう。
お酒 ビール グリーティングメール スニーカーソックス


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長距離移動

18日(木)
朝、おきてみるとしょうもないメール
しばらく考えて、問題自体を消滅させる方法を選ぶ

瀬戸市へ
夜、井上陽水コンサート
すばらしい

19日(金)
実家へ
父の追悼文集用に、父、伯母のインタビューをして
夜、現行62期1組の決起集会出席

20日(土)
早朝みさきへ
一昨日から、すごい移動距離
10時30分 アロマ整体

夜、地元の人に紹介してもらったT玄

この間、ずっと 1Q84 を読み継ぐ。

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June 17, 2009

足の悪い家族

夕食中に、メイがご飯をねだっていて、突然、うずくまるようになり、その後、けいれん。
かかりつけの先生に連絡すると、帰宅途中なのに、病院へ戻るから、すぐいらしゃいとのこと。

どうも、足の痛みらしい。
脳とか神経ではないと思うと聞いて安心する。

我が家は、皆、何か足に爆弾を抱えているようである。

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素質

17日(水)
朝から自宅で仕事 指示だし多数
12時 事務所会議 レイアウトについてD社 Mさんと面談
15時 Tさんの件 期日で裁判所

昨年植えたトマトは、結局、花も実もつけることはなかった
今年のは、どんどんつけている


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June 16, 2009

ぎりぎり迫る話し

15日(月)
10時 A先生の事務所 官界・政界の重鎮だった方
13時 T社 Sさん
17時 T社 社長のNさん オーナーのKさん
18時 Wさん婦人

16日(火)
10時 電話会議 
    ぎりぎり迫る。

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June 14, 2009

自然の力

10日(水)
 午前中、予想外に時間を取られることあり、午後の委員会をパス。
 ミーティング2件 父の追悼文集編纂会議1

11日(木) 
 T社の取締役会
 別のT社にからむ事務所内打ち合わせ
 夜 U先生 Wさん

12日(金)
 13時30分 N社のTさんら
 15時30分 Fさんと事務所内打ち合わせ
 17時 M監督
 21時30分 レオン・ラッセル 足はよぼよぼであった 声は健在 アンコールはなし

13日(土)
 午後2時から読書会 午後8時半すぎころまで
 電車でみさきへ 電車が遅れて みな寝静まったころに一人徒歩でたどりつく

14日(日)
 朝食後、ひたすらに庭をいじる
 雑草らのパワー おそるべし
 が、大分、感覚がわかってきた
 びわが沢山なって十分に甘い
 妻 息子 義父 義妹と食す

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June 12, 2009

ばななパパ

 吉本隆明さんを偉大だという人は多い。
 大学生の頃から、何冊かを読んだが、どうもピンとこなかった。
 昨夏は、日垣隆さんにチケットを頂戴して、糸井重里さんプロデュースの講演会にも行った。でも、もうお年寄りだった。

 吉本さんが、なぜ、あれほどまでに評価されるのか、それを知らないと死ねないと、大げさにいえば、そう思っていた。

 そこへ「永遠の吉本主義者」であり(←知らなかったけど)、私がかねて敬愛している鹿島茂さんが、『吉本隆明1968』を書いてくださった。
 鹿島さん(1949年生まれ)は《吉本さんは偉大だが、その偉さは、自分の次のジェネレーション(私は鹿島さんの10歳年下)には理解されるのが非常に困難である、なぜならば》、という趣旨で書き出されている。
 おお、まさに、私に向けてピンポイントで書いてくださった本である。

 本書を通読して、納得した。
 吉本さんが、ある特定の状況において著した文章や発言の意義だけでなく、自分が社会の座標軸において、どのようなところに位置しているのか、なぜ、自分がある種の思考の偏りを有し、今の妻と結婚し、今の住所に住まい続けているのか、そして、本書を読んで体感する感慨を、子どもたちとは共有できないことを。

 父の追悼文集を編みながら読むことになったのは、天の配剤というべきか。
 


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June 10, 2009

A&A

8日(月)
からだおもい でも少し走って解消
昼 増床した5階大会議室に、ロックスターの肖像写真と自分のブラジル写真をかける
おお! なかなかよい。

9日(火)
14時 Hさん親子
16時30分 日弁連教材作成PT
19時10分 Mさん
 その後、蕎麦屋

帰宅すると
A&A社から、修理してもらったデイ・パックが
職人と芸術家、っていうブランドなんですけど
とてもよいコンセプトの商品をたくさん作っています
働く女性向けのバッグや
カメラ用バッグが多い
ほしいものが多いが、化粧品持ってないし

長年愛用して、肩掛けがすり切れたら無償で修理してくれた
うれしい
こうなるとまた何か買ってあげようと思います

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June 06, 2009

エキストラ

1日(月)
NTTのFTTH工事 朝の9時から夜の9時までかかる(-_-)
途中、友人との予定をキャンセルしてくれた妻に任せて出勤
某大手事務所の○○者を砕く

2日(火) ミーティング3件

3日(水) ミーティング4件 呑み1件

4日(木) 朝、横浜へ K社集会 夜は早く貴宅

5日(金) うっかり朝の事務所内打ち合わせをすっぽかす
14時 犬山市へ向かう 映画レオニーにエキストラとして参加するため
18時 家族+Nさんで会食
20時30分 ピックアップ
21時 衣装合わせ
 スタッフ用レストランで会食

6日(土)
3時30分 起床
4時15分 ピックアップ
5時 衣装とメイク
7時 撮影開始
10時 撤収 くたくた
 参加してくれた別系統の兄+息子と友人たち
 見学の母とNさん お疲れ様!

お昼をたべて犬山城へ すごい階段
かわいい母子らをみて和む

さらさくら、という温泉へ 少しやすむ
18時 監督と打ち合わせ

その後、Sさんに名古屋まで送ってもらい
11時ころに帰京 
ハードな一日であった

帰ってくると宝石のように美しいi-podが

 

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