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June 26, 2010

相撲協会に、こんな特別調査委員会はいらない

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 今週もおかげさまで、あれこれと仕事をさせていただいた。
 歩数計が1万を超えた日が3日あった。弁護士の仕事はフットワークがかなりの部分を占めますからね。
 
 金曜日の夕刻、野口体操の大先輩、佐治嘉隆さんの展覧会 Melting Point へうかがう。
 1時間ほど滞在した後、妻、妻の妹らと一緒にお祝いのお食事会をする。
 バリ島の話、佐治さんがジャケット写真を撮った高田渡さんの話、日本の社会における「はぐれもの隔離」の話、など、あれこれお話しして、楽しい数時間をすごす。

 帰ってきて、ベッドで田中優子さんの「カムイ伝講義」を読むが数分のうちに熟睡。
 
 今朝起きると、大相撲の野球賭博問題で「外部有識者による特別調査委委員会」が開催されたことが報道されている。
 座長の伊藤滋早大特命教授が、記者から

 「28日に琴光喜関の処分について話し合うか」と問われて

 「当然やるよ。一番にクビだよ」

 と答えたと報道されている。
 さらに

「調査するまでもない、ということか」という問いに対し

「そう思っている。あれだけ新聞とテレビに書かれている。その情報で十分じゃないですか。」と答えた、とされている。

 本気でそう思っているなら、とっとと特別調査委員会なんか解散してしまえばいい。
 
 これでは、ほとんど、独裁主義国家における、人民裁判である。
 どんな場合でも、人に不利益を課す場合には、正しいプロセスを経なければいけない。
 正しいプロセスとは、何がルールであるかを明確にし、どのようなルール違反があったかをを証拠によって明らかにし、不利益を受ける者に弁明の機会を与え、専門家が感情論を廃して、ルール違反の程度に見合ったバランスの取れた決定を下し、その決定にも異議申し立ての機会が与える、ということである。これを手続的正義、という。

 国中が「悪い奴は、とっとと抹殺せよ!」と大合唱をして、手続的正義をつらぬこうとするとマスコミは「自己批判が足りない。てぬるい。処分が遅いのは、相変わらず自覚が足りないせいだ。」と叩きまくり、また国中が大合唱をする、という思考停止。

 そこには、立ち止まって、ことの本質をじっくり考えてみよう、という自省がない。
 力士たちの将来に対する思いやりもない。
 必要なのは、毒を消すことではなく、それを制御することだ、という知恵もない。
 そしてユーモアのかけらもない。
 あぶなっかしいこと限りがない。

 前にも書いたが、ネット空間では、賞賛や感謝を記すことはしても、誹謗や批判は控えてきた。
 しかし、ここのところ、マスコミとか政治家とか識者とかいわれる人たちの、言論の作法が(内容もさることながら)あまりにもひどいので、がまんができずに、こうしたことを書き連ねている。
 黙っていることは、時に悪に荷担することなのではないか、と思うからだ。
 

 

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June 24, 2010

大政翼賛の再来の危機

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 最近の報道は、消費税10%増税やむなし、そのためには、民主・自民の大連立もやむなし、という論調がめだつ。
 典型的なのが、今朝の毎日新聞の論説室倉重篤郎氏の「発信箱」のコラムである。
 
 非常に危険だ。
 問題は、多重構造だ。

 まず、日本は財政危機である→財政再建の必要がある、という前提が正しいのかどうか。

 倉重氏は次のように書く。
《なんせ、単年度では、92兆円の歳出に37兆円の税収しかない》
《おかげで国、地方の借金総額も860兆円とふくらみ、国内総生産比1.8倍という数字は、G8やG20でギリシャ以下の財政規律との評価を受けかねない》

 これはほぼ、財務省の発表と同じである。
 けれども、悪質なプロパガンダに他ならない。

《なんせ、単年度では、92兆円の歳出に37兆円の税収しかない》
 
 これは一般会計の話である。ふつうに考えれば、毎年収入の3倍の支出がある国がもつわけはないでしょう。
 特別会計の予算は、はるかに大きい。
 平成21年度予算で、歳入総額は370.9兆円。歳出は、354.9兆円。黒字である!
 しかもこの歳出は、政府の部門間取引など重複計上があるので、それらを排除すると、歳出は169.4兆円に過ぎない。
 これは財務省が作成したパンフレットに書いてあることである。

 次に、日本が借金大国だ、という次の指摘はどうだろう。

《おかげで国、地方の借金総額も860兆円とふくらみ、国内総生産比1.8倍という数字は、G8やG20でギリシャ以下の財政規律との評価を受けかねない》

 これも同じく、悪質なだましである。
 確かに負債は、それだけあるが、日本は、他方で多額の金融資産をもっている。
 2007年度の数字だが、社会保障基金が222兆円。内外投融資等が211兆円、外貨準備が116兆円。
 合計で549兆円。これらを差し引くと、純債務は国内総生産比60%程度に過ぎない。

 日本はアルゼンチン並みとかギリシャ並みとか危機を煽るのは、こういう基礎数字をごちゃごちゃにして論じているからなのだ。

 こういうことは、僕がちょっと本を読んでも、ネットを探索してもわかることだ。
 なのに、マスコミの大前提は財務省の発表そのものだ。

 このように議論の前提自体に大きなゆがみがある。
 菅さん、どうして、こういう基本から論じてくれないの。

 次に、仮にある程度、財政危機があるとして、その回復方法にはいろいろある。
 ただ緊縮財政をやればいい、ってものではない。
 支出をぎりぎりまで減らして増税なんかしたら、ますます国民は財布のひもを締めてしまいませんか。
 増税した分を、何かに投資するならいいですけど、借金返済に回すなら、国民経済は活性化はしない。
 増税によって国が活性化する、というロジックも全然、よくわからない。

 さらにいうと、二大政党制を歓迎したのは、自民党一党支配がよくないといっていたからで
 民主党が政権取ったときには、これで日本の政治も成熟したとかいっていたくせに
 なんで大連立を歓迎するわけ?
 見識がないにもほどがありませんか。

 で、感じることは、政府のまやかし発表を、マスコミがそのまんまおあり立て
 反対する連中を、社会的にか肉体的にか抹殺した時代のこと。

 この閉塞感はなんだ。

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June 20, 2010

消費税引上反対!

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 前の記事で、お相撲さんの賭博を擁護するようなことを書いた。
 その後、新聞報道で数字がでてくるようになり、仲間うちの遊びではないような感じになってきた。
 名古屋場所の開催も危ぶまれているとか。
 それでも意見は変えない。
 お相撲さんは、体のでかさも、骨格のごつさも、髪型も、服装も、頭の中身も、ぜんぶ非常識?だからお相撲さんなのだ。優等生で品行方正の相撲取りなんか、存在価値がない。

 それはそれとして、最近のニュースで気になること。

○ 財政再建のために、増税が必要だ、という議論。とうとう民主党までいいだしてしまった。
  《政府がやっきになって「消費税引き上げ」を叫ぶ原因は、「消費税の引き上げ」で得られた税収で、法人税を引き下げようとしているからであり、こうした方針は「(30年前にレーガンが)が失敗した時代遅れの考え」からきていることを、われわれ国民はしっかりと認識すべきである》菊池英博「消費税は0%にできる」より

  政界もマスコミも、消費税引き上げにかんして、ほとんど大政翼賛的になっていませんか。

○ ITで70兆円新市場 政府が30施策工程表
  政府のIT戦略本部の工程表だそうですけど、座長が菅首相。全閣僚がメンバー。うーん。。。
  アップルのジョブズとか、Googleのおふたりとかにお願いしてはどうか。
  それはともかく、短期目標が

 ・ クラウドコンピューティングの特区創設
  →データセンターを誘致するっていうんですけど、無理でしょう。地価も人件費も高くて英語ができないんだから。そもそもクラウドの本質に反してないか。

 ・ メンタルヘルスの総合情報サイト
  →やる前から、仕分けた方がいい対象。
   だいたい、こころの病を、ネットでどうにかしようという発想がどうしようもない。

  中期目標が

・ どこでもMY病院のサービス開始
 →自分のことは、自分で管理しろよ。

・ 行政サービス用情報端末を郵便局に設置
 →なんで、郵便局までいかでなばらぬのか。

 このブログでは、悪口をかかないことを原則としていますが、つい書いてしまいました。
 きりがないのでやめます。

 でも、ほんとマスコミが浅く、一面的なのは困る。
 
   

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June 16, 2010

お相撲さんと賭博

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 ここのところ、日本相撲協会が、あらゆることで袋だたきにあっていて、気の毒でならない。
 直近の話題は、野球賭博ですけど、どのくらいの賭け金で、暴力団にどれくらいお金が流れたか、新聞を読んでいるだけでは、ちっともわからない。
 挙げ句の果てには、巡業中に、チンチロリンをやったとか、そういうことまで、人間としてあるまじきことのようにいわれている。
 いい加減にしろ、といいたい。

 賭け麻雀をしたことのない人、手を挙げてください。
 賭ゴルフしたことのない人、名乗り出てください。
 パチンコやったことのない人、競馬、競輪、競艇、なんでもいいけど、とにかく賭博をやったことのない人、いますか。

 賭博は、殺人とか強姦とか、他人の法益を根こそぎ奪い取る犯罪とは、ぜんぜんちがいます。
 禁止されているのも、射幸心を煽ると国民がまともに働かなくなるとか、暴力団の資金源になるとか、そういう、国家の都合の政策的理由だけです。
 形式的に「賭博行為」があったか、なかったかではなく、法律が守ろうとしている、そういう「価値」が侵されたかどうか、そこのところを、きちんと検証してもらわないと、非難なんかできません。

 新聞のみせかけの正義漢には、虫酸がはしります。
 

 

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June 13, 2010

国立 テキサス

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12日 土曜日
朝から事務所へ
わき道へそれ、映画Crazy Heartを観てから行く
なかなか渋かった
事務所で、あれこれお片付けをして
野口体操へ

13日 日曜日
夕刻 妻の歌の先生が出演されるコンサートをして聴きに国立へ
学生時代、時に贅沢をしたい時いったステーキハウスのテキサスへ
コンサートはサックスとピアノ
かなり現代音楽に傾いたもの

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June 12, 2010

仕分け終了

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10日(木)
仕分け2日目
今日は、国内の種々の施設の改修等にからむものが多い。
事業規模も一桁から二桁少ない感じである。
傍聴人も、数人しかいない(昨日は傍聴席の過半は埋まっていた)。

始まる前に、進行役の小村さんと
「今日は、傍聴人少ないですね~」といいあいつつ
ふたりが、ほぼ同時に頭にひらめいたことがあった。
「そうか! 昨日の傍聴人は、一般人じゃなかったんだ!」

つまり、国内の軍事、とはいわないのか、防衛産業部門を持つ主要な企業の方々
三菱重工 川崎重工 石川島播磨重工 などをはじめとする企業の方々が
非常につよい利害関係をお持ちなので、傍聴に来ておられたのであろう
防衛省OBもきっと多数座っておられたのでしょうね
それに引換え、今日は、庁舎の改修など、一般企業を相手の件
事業規模も小さいから、関係者も来ていないわけである

この日の白眉は、なんといっても
特別借受宿舎の問題

昭和30年代、公務員住宅が少なく、国家予算も取れないころ
しかし、家なしでは困るから
国有地に、国家公務員共済連合会がお金を出して、建物を建て
国に貸した、という事業がある
建物賃貸借契約というが、異例の契約であって

・ 連合会は、国に地代は払わない
・ 賃料は、投資利回りや近隣相場で決められるのではなく、投資額を元利均等方式で
 60年にわたって返済する、その元利金が賃料になっている。ちなみに、1億円借りれば総返済額は4億円程度になる。
・ 連合会は、建物のメンテナンスはしない。国の費用で補修する。
・ 空き家が出ても、国は家賃を支払い続ける。
・ 途中で不要になっても残元金相当額で、国が建物を買い取る。

 そんな内容になっている。

 要するに、賃貸借の外形を借りた、長期固定金利の融資契約であって
 導入当初は、住宅確保のためにやむをえなかったかもしれないが
 その後、契約内容を見直すこともなく、ずっと連合会だけを利するような契約をつづけて、 これでいいのか、というのが問題点である。

 一同、口を極めて、おかしい、ということを指摘する。
 最後の方で、郷原信郎先生が
「しかし、これは防衛省だけの問題ではない。他の省庁にもあったことで、防衛省の担当部局を責めるだけでは解決できないのではないか」という発言をされて、一同、それもそうかもしれない、という気持ちで収束する。
 榛葉副大臣が、省庁横断的な(これを官僚は「よこ串」という)対応を検討する、と述べて、この場は、収まった。

 そのほか、公務員の宿舎や庁舎が、耐震基準を満たしておらず崩壊の懸念があるとか(災害出動しようとしたら、まっさきに隊員の宿舎がつぶれていたらどうすんだ!)
 明治大正時代の建物が、壊れそうであったら、小さすぎたりして、不便を極めているであるとか
 お気の毒というか、切ない話題が多い
 新しい兵器を買うと、保管にせよ、整備にせよ、それ用の設備が必要になるので
 そちらが優先され、だましだまし使っている古い施設の改修への予算配分は後回しになってしまうようだ

 私は、フィジカルにもメンタルにも、戦争にもっとも向かない人間であるせいか
 今日の担当者たちには、同情的な思いを禁じ得ない

 終了後、事務所へ戻って、社会保険労務士のF先生と面談
 終わって、辻君夫妻と夕食して帰る
 岡山さんも、最近は呑むようになったこともあり
 すぐ帰るといいつつ、すこし過ごしてしまったかもしれない

11日(金)
 仕分け最終日
 今日は、2件だけなので、気が楽である。
 仕分け人同士も気心がしれ、進行にも慣れた

 というわけで、午前中に2件仕事を入れる
 9時30分にSさん来所 方針の根本的な見直し
 11時30分 別のSさんの件 内野先生の事務所を訪ねる
  久々に内野節をたくさん聴かせていただく

14時30分 集合
15時 最後のセッション開始
17時終了
  教え子の水上さんも、仕分け人を担当したので意見交換したいといわれて
  四谷駅前で小一時間お話しをする
  お互い、いい経験をしたよね、とあれこれお話しをする
19時 妻と娘と合流して夕食

 仕分けの慰労と1週はやい父の日のプレゼントということで
 グラスをもらった
  

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June 09, 2010

初日終了

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今朝、起きると行政刷新会議事務局から追加の資料が届いていたので、また予習。
10時 弁護士会で修習委員会のPT会議
12時 四谷駅でピックアップしてもらって市ヶ谷の防衛省へ

ニコニコ動画で、全セッション生中継しているから
よかったら見てくださいね。

12時半開始
 今日のテーマは、輸送車、飛行機、船、兵器関係。

 87式偵察警戒車    4億8400万円
 ヘリコプター       318億円
 パトリオットミサイル   640億円
 海洋観測船       108億5400万円
 通信インフラ       159億9700万円
 航空機定期修理    289億6500万円
 船のオーバーホール  70億円

 これらについて、実態把握が十分か、見直しが必要か、を討議していく。
 自分が、仕分け人の多数ともっとも感覚がちがっていたのは、通信インフラについて。

 ほとんどが民生品の汎用品であるにも関わらず、応札企業が1社しかなく結果的に随意契約になった。
 このことを問題視する仕分け人に対し
 システム装備課の後藤課長が激しく応酬する。
 この巨大なシステムは、ここ20年くらいの通信インフラ技術の発展にともなってつぎはぎで多くなってきた。
 しかも、絶対にダウンすることが許されない。
 こんなリスクの高いものについて、競争入札にしたからといって、構築した企業以外が簡単に参入できると思いますか?

 というのが、その論旨である。

 通信インフラが正しく機能しなければ、ミサイルも、飛行機も、船も、陸上輸送部隊も意味がない。
 他の予算と比べれば、この分野にはメリハリをつけて、もっと予算をつけてもいい。

 と、思ったのだが、仕分け人として「予算を増やせ」といっていいものか、と考えているうちに、このセッションは終わってしまった。
 
 私はただひとり「現状維持」
 抜本的に見直し、という方も何人もいた。

 7時近くまでやって、四谷まで送ってもった。
 まっすぐ帰る気にはなれず、イーグルでJazzを聴きながらビールを呑んで、帰宅。

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June 06, 2010

仕分け本番前夜まで

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7日(月)
 所内ミーティング1 依頼者とのミーティング 短1 長1
 今週、9~11日は仕分け本番のため、予習をはじめる。
 はじめてのことなので(そういう人が多いでしょうが)やや緊張

8日(火) 
 早起きして予習を続ける
 予習に専念できればいいんだが
 取締役会 来客 パートナー会議 常議員会と予定がめじろ押し
 夜は教官同窓会 
 K先生が紹介してくださったお店でかわいい野菜がたくさん
 二次会は失礼して明日に備える

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ちいさいものはかわいい

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6月3日(木)
10時に内閣府でレクチャーを受ける
午後は、知財事件の弁論準備が一件
昨日からのもろもろで疲れ気味

4日(金)
4時起きして原稿書き
某投資会社の方々に係属中の裁判のことをご説明 1
所内ミーティング 1
編集会議1 
M先生と密談 1
その後、妻とみさきへ

5日(土)
先日蒔いた種からちいさな人参ができていてかわいい
例によって
庭いじり
読書
料理
のサイクルを繰り返す

夜は、ネイチャーセンターの方々の案内で
山田というところに蛍をみにゆく
けっこうな人手 みんな騒ぎすぎでうるさい
けど、蛍はいい感じであった

6日(日)
前日におなじ
午後、おなじ市内で(でも遠い)家を自作!しておられるご夫妻に会いにいく
先日、ひとりでうかがった
夕食を食べてから、帰京
 

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June 02, 2010

民間仕分け人となる

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 あるご縁で、防衛省の事業について、民間仕分け人になってもらえまいか、という打診があり、お請けした。
 
 6月2日は、防衛省サイドからの事前ご説明、ということで市ヶ谷へ。
 厳重なセキュリティチェックを経て、10時からの説明を受けるべく待っていたら、鳩山総理辞任の報が。
 同じ部屋にいた、防衛省の数十人8仕分けられる側)、内閣府の数人(仕分ける側)、騒然となる。
 仕分けのチーフは各省の政務官だが、大臣が辞任すると、通常一緒に、おやめになるので、仕分け本番(6月9日~11日)もふっとぶのではないかとの懸念。
 でも、先のことはわからないので、みんなで目の前のことに取り組みましょう、ということで
 勉強会を始める。

 防衛省が、見直しを検討している事業ごとに、セクション全体が移動してきたかのような感じで
 
 最前列に責任者の方(課長クラス) それを補佐する方々 
 後ろに、現場の方々(なのかな?) 十数人

 というならびでご説明を受ける。

 説明される方々の多くは
「○○を担当いたします、○○課長です。」といって、お名前をいわれない。
 裁判所でもそうなんですけど、日本の官僚はみな、個人名を明らかにしませんね。
 アメリカだと、有名な判決は「AAA vs BBB における,○○裁判官の判決」みたいにいわれるし
 法廷も、たとえば 判事 忌野清志郎法廷 みたいに表示されているみたいですけど
 日本では決してそんなことはない 名もない顔もない司法
 さらにいえば、ネットの世界でも、アメリカのFacebookみたいなSNSでは実名さらすのがふつうだけと
 日本のミクシーなどではハンドルネームがふつう
 このあたりは社会学的考察の対象としておもしろいと思うが
 それはともかく、仕分けの話に戻ります。

 最初は、お役所独特の言い回しや、専門用語にとまどうが
 段々なれてきて
 あれこれお聞きします。

 お昼。仕分け人にはお弁当が出るが、内閣府から来た人には何も出ない。
 内閣府の人たちは売店で、おにぎり買ってきて食べている。
 単なる休憩時間と思っていたが、あとで聞いたところ、防衛省の方々と我々みたいな民間仕分け人の昼食会をセットするかどうかなども「かけひき」だったみたいです。

 午後眠くならないように、お弁当は半分残して、コーヒーをいただき(薄かったけど)
 午後の説明をきく。

 首を傾げる事業もあれば、お気の毒なものもある。
 夕方6時近くまで、10分程度の休憩をはさむだけど、ずっと説明を受け、質疑応答をつづける。
 最後は頭がもうろうとした。
 こんなに勉強したのは、受験生のとき以来かも。

 終わった後、○○さんと一献。
 彼は、そのあと役所に戻って未明までまた仕事をしたという。
 
 私は、まっすぐ家にかえってメイと戯れて寝た。

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