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October 27, 2010

武道と音楽

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 10月11日から更新をしていなかった。
 この間、仕事のほかに何をしていたかといえば、音楽だったような気がする。
 トモ藤田さんという、バークレイ音楽院のギターの先生の教則本に出会って、死ぬまでに、どこまでいけるか、もう一度、きちんと音楽に向かい合ってみようと思ったのだった。

 とにかく、指摘されていることが、いちいち当を得ている。

 あなたのソロは、マイナーペンタトニックを上下しているだけではないか。はい、そのとおりです。すいません。

 エレキギターの練習をアンプにつながないで生音でやって、うまい気になっていないか。はい、なっています。

 自分の演奏を録音して客観的に聴いていないのではないか。すいません、学生の頃はやってたんですが。

 夜だけ、練習していないか。はい、酔っぱらって、できる曲のさわりだけをやっています。

 1日15分でいいから、きちんと基礎から練習して、自由自在に弾けるようになりたいと思わないか。はい、なりたいです。よろしくお願い申し上げます。

 てなことで、その教則本にそって練習を始めたのだが、いや、奥が深い。
 メトロノーム鳴らしながら、超スローで運指の練習をする。ゆっくり正確に集中してやれば短い時間でよい。
 リズム練習は、ギター持たずにやる。最初はメトロノームは使わない。ギターをちゃんと弾こうと思うと、ギターに気を取られて、リズムがおろそかになるから。メトロノームに合わせることに気を取られてビートに集中できないから。
 急にうまくなろうとしてはいけない。ちゃんと食べて、ちゃんと眠って、ストレスを感じないようにすれば人生は楽しい。音楽人生も同じだ。
 ソロは音数ではない。ちゃんとその音楽の歴史を感じさせるソロは、少ない音数で演奏できる。
 CDは流し聴きをしてはいけない。単なる音楽消費者と演奏者は、おのずと聴き方が異なる。少ない曲数でよいから、よい音楽を、きちんと椅子に座って対峙して聴く。グルーブを意識して聴く。構成を意識して聴く。パートごとに集中して聴く。アレンジの構成を紙に書いてみる。そうやって、1曲を自分の血となり肉となるまで、じっくりと聴くのが演奏家の聴き方である。
 最後は上達する生活習慣を身につける、というところまで行く。あるレベルを超えると、ギターはいらない。歩いていても修行になって、生活しているうちにうまくなる。

 ここまで来ると、中島敦の「名人」ではないですか?
 並行して、内田樹さんの「武道的思考」を読んでいたのですが、武道との共通点をずっと感じていた。

 畢竟、それは「いかによく生きるか」ということに通ずる道なのだ。

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October 11, 2010

皇后陛下

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10月5日(火)
映画レオニー、ジャパン・プレミア。

11月20日全国ロードショーです。
僕は、レオニーが日本に来て、日本橋を歩くところと、イサム・ノグチが日本に来たときに父とあう帝国ホテルの場面に出ています。
ぜひご覧ください。
皇后陛下がご来臨(!!!)
ご入場時に、拍手していると、なんだかこみ上げてくるものがある。
国家も皇室もフィクションなんだけど、肉体的な力を持つことを改めて強く思う。

10月6日(水)
NHK大河ドラマ「龍馬伝」の脚本家の福田靖さんと夫婦で会食。
途中から息子も合流。

10月9日(土)
3時起きで、母の付き添いのために多治見市の県立病院へ。
8時前につくと、食堂で車椅子で食事している。
声もだいぶ出るようになった。
驚くべし、医療の力と人間の回復力。
生来のおしゃべりなので、あれこれしゃべったり、要求したりがはじまる。
ま、よいことこととしよう。

10月10日(日)
夕刻まで付き添って東京へ戻る。
衛さん夫妻がきてくれて、回復ぶりに泣いて喜んでくださる。
由美子さんこそお大事に。

10月11日(月)
運動不足のため、事務所まで歩いてゆく。
途中、ギターをホーバーホールのため楽器屋さんへ。
今日だけで12キロ歩いた。
夜、義父母と妻、その妹と焼き肉。
すっかり足が弱くなって、食慾のなくなった義父がたくさん食べてくれて良かった。

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October 08, 2010

Tokyo Sky Tree

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↑ 我が家から、よく見えます。時に、雲に隠れている。

 ずいぶん更新しないままになってしまった。
 そういう意識はないのだが、やはり、母のことで時間が取られたり、疲れたりしているのかも知れない。
 この間の、特別のイベントだけを記そう。
 
9月26日(日)
 妻の「イタリアの唄」の発表会。
 数年前と比べて、参加者のみなさまの上達いちじるしいことに感銘。
 尖閣諸島のことなど、きなくさいが、平和に感謝。打上げに同席させていただいた。

9月27日(月)
 妻の慰労(?)をかねて倉敷まで、山下達郎さんのコンサート。
 最近、好きなアーティストの地方公演を予約して、プチ観光、コンサート、終わったら会場近くで一献、地元の人と今見たコンサートを話題に歓談、というのが楽しみ。あいにく大雨。
 コンサートは最高。前から五列目で、音質もかぎりなくクリーン。

9月28日(火)
 早朝の新幹線で東京に戻って仕事にはげむ。
 夜は、妻の合唱団のギター伴奏の練習。さすがに疲れる。

9月29日(水)
 体調不良でいくつか不義理を。

10月1日(金)
 米子出張。

 あっというまに10月になってしもうた。
 こうして、目の前の仕事をこなしているうちに、この世を去るのかという思いが日に日に胸に迫る。
 それでいいような、哀しいような。
 自分の生きた跡を、なにか刻んで死にたい、というのは現代人の病ですね。

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