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March 14, 2012

チェルノブイリ——家族の帰る場所

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3月10日(土)の夜遅くに帰国

帰ってくると管啓次郎君の新しい訳書『チェルノブイリ——家族の帰る場所』が届いていた。

スペインのフランシスコ・サンチェスが文章を、ナターシャ・ブストスが絵を担当し、ロシアのチェルノブイリ原発事故以後の人々の生活を描いた物語を、日本人の管君が翻訳したもの。

「住みなれた土地を突然に追われ、あるいは愛した土地に留まり続けた〈親子3世代の物語〉」
 
 3月11日に一年前のできごとを思い出しながら、この本を読んだ。
 
 僕が感想を書く代わりに、管君の「あとがき」を引用しておこう。

 土地を失うということ

 人は土地に住む。土地を耕し、家を建て、家族を作り、動物を飼い、暮らしを営む。世界のどこでもそう。あたりまえのことだ。

 ところが20世紀は、人間的尺度も生態圏もはるかに超えた、巨大技術を生み出してしまった。その技術が、いったん制御不能に陥ったとき、地上の生命のすべてが危機に陥る。

 1986年4月26日。チェルノブイリの原発事故は、まさにそんな出来事だった。爆発により極端な量の放射性物質が飛散し、放射線はまるで極小の雨粒のように肌を叩いた。目に見えないそれが世界を浸し、人々を土地から追った。動物たちは殺された。すぐ帰れる、といわれて家を離れた人々が、自分の故郷に戻れることは二度となかった。人々は家を捨て、あらゆる持ち物を奪われ、多くの人々が命を失った。そしてこのチェルノブイリの経験から、われわれは何も学ばなかったのだ。

 今、ぼくらが住むこの列島で、おなじ事態が起きている。暮らしを破壊され、土地を追われ、なお命を十全に生きることを追求している隣人たちがいる。あるいは土地にあくまで留まり、生活と希望を取り戻そうと努力する人々がいる。

 スペインのふたりのアーティストが準備してくれたこの作品は、そのことを改めて考えさせてくれる。ただ、土地だけが、われわれを生かしてくれる。その原理の追求を、もう一度心に誓おう。

 読み終わった14時頃、達郎さんのラジオ番組が始まった。
 1曲目は、Solomon Burke の Don't give up on me から。

 14時46分に、鎮魂の鐘が鳴った。
 

 

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March 07, 2012

The Best Birthday I had ever !

 メールやフェイスブックでお祝いメッセージくれたみなさん
 ありがとうございました!

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6日(火)
マウイ島からオアフ島ホノルルへ
マウイはもう1日いたいようなすばらしい天気だが、ホノルルは豪雨と雷。

夕方、ようやく小降りになって、住宅街の地元の人たちに愛されているというベトナム料理屋さん

Hale Vietnam  へ

幼いころ韓国から移住してきたというタクシーの運転手さんが
「30年間で一番すごい雨ですよ。いい経験をしたと思ってください!」とのこと。

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3月7日(水)
53回目の誕生日を虹が祝福してくれた。
自分が53歳なんて、おいおい、って感じなんですけど、事実だから仕方ない。
体調は10年前よりよほどいいです。

陽が差してきたので、プールサイドで、読書
近くのビーチで ハワイ50 のロケをしているのを妻と早紀はみている

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 夕方はお祝いを家族がセットしてくれた

 House without Key でカクテルと音楽を楽しんでから
 Ocean Houseで夕食

 子どもたちが無事に学業を終え
 一緒にたのしく旅ができて
 外国の人たちと気後れなく接することができる語学力とコミュニケーション能力を身につけたことを確かめ
 一緒にお酒と食事を楽しみながら、夕陽が沈んでいくのを眺めることができた。
 足りないものあるとすれば、メイがテーブルの脇で、しっぽを振っていないことくらいかな。

 53年間のすべてに感謝。

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March 05, 2012

家族の卒業旅行

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 准介と早紀が、今年そろって大学を卒業することとなった。
 ここ数年は4人で旅行することもなかったが、記念に、家族みんな大好きで、思い出も沢山あるハワイへ行くことにした。

 3月3日(土) 23:55分 羽田発のハワイアン航空でマウイ島へ。
 行ったことのある中では一番好きな島だ。
 レンタカーでワイレアのホテルに着いたのは、もう夕方だったが、海へ出てすこし遊ぶ。
 夕食はホテル内で。

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 3月4日(日)
 この日は、一日中ビーチで過ごす。
 今回は、買ってからあまり活用していなかったKindle DX(+初代iPadも)を持参した。
 あっという間に、旧機種になってしまったけど、まだまだ使える。
 読みかけの本、読みたかった本を自炊して、全部、格納してきた。
 E inkのKindleのすばらしいところは、

・電池が長持ち。充電が必要だということを忘れてしまうほど。
・軽い(といってもiPad2とKindle DXではいい勝負なのだが、Kindleタッチなら250gくらい)
・直射日光の下でも、難なく読める(iPadは反射しちゃってだめ。iPhoneはぎりぎり読めるがストレス)
・他の人が興味をもったら、渡してしまって、自分は別の機械(iPadかiPhone)で読み続けることができる。
・DropBoxなどクラウド上のストレージと連携させれば収納無限大。

 海辺にいる外国人の8割はKindleだ。
 紙の本を裁断して自炊することに心が痛んだが、この便利さははまる。
 はまったらもう抜けられなさそうだ。
 現地で読んでよかった本は、左に紹介します。

 夜は、ホテルのそとへ出て Ruth's Chris Steak House で夕食。
 准介が、生涯でいちばんおいしい食事だと喜んでいる。
 両親から子どもたちへ、社会人としての旅立ちに際してのプレゼントをする。

 部屋に戻ってから、ワインを一本空けて、遅くまで話し込む。

 ジョンレノンの Imagin の歌詞に象徴されるようなナイーブな世界平和が実現されることがあるとすれば、その条件は何か、というかなり本質的な話。私は、このところ「よきナショナリズム」なしに、それは成立しない、という考えになっているんですけど、息子の意見は揺れているようだ。

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 3月5日(月)
 車に乗ってラハイナとパイヤの町へ。
 ラハイナは、前にも来た、みんなが大好きな町。
 そしてもちろん、片岡義男さんの「ラハイナまで来た理由」の舞台。
 日系ハワイ人文学の傑作。
 著作権存続期間中なのに片岡さんが青空文庫に開放してくださっている。

 前回は、車に弱い早紀の希望で、オープンカーのクラシック・タクシーでホテルから運んでもらったことを思い出す。

 あいにくの雨。
 立ち寄ったショッピングセンターで、ワイルクにあるウクレレ屋さん
 
 Mele

 を知って、立ち寄り。
 オール・コアのテナーのウクレレを妻が誕生日プレゼントで買ってくれた(^_^)v。

 その後、パイヤのFlatBreadでお昼。
 オーガニック100%のピザ屋さん。

 夜は、マーケットで買ってきたさっぱり系のお総菜とビール・ワインを部屋で楽しむ。

 あっという間に、マウイ島の休日が終わった。
 明日はホノルルへ向かう。
 現地は、豪雨とのニュースが流れている。

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March 03, 2012

22回目のひな祭り

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 今日は、たのしいひな祭り。
 我が家では、妻が季節の行事を大切にしてくれて、折々、いろんなことをする。

 といっても、ガラスケース入りの小さなひな壇を、実家から譲り受けた漆塗りの欅の箪笥(すばらしいもの)の上にのせ、妻がちらし寿司とお吸い物をつくるくらいなのだが。

 毎年、おひな様を出し入れする度に、妻がメモ用紙に、その年の状況を書いている。
 ぼくの花粉症のことや、昨年まで三年続けて担当した「司法書士特別研修」の講師や確定申告で忙しいことなども記されている(-_-)。

 来年は家に娘がいるのかどうかもわからない。

 

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March 01, 2012

読み書きクラブ第1期終了

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 2月18日(土)
 管啓次郎君のゼミの大洞敦志さんの発案ではじまった社会人のための読書と作文の会、読み書きクラブの第1期が終了した。14回にわたるゼミ、お疲れ様でした。

 同世代から20歳代まで「ひと癖もふた癖もある(by 大洞敦志)」人々の清雅な集まり、本当に楽しかった。

 この間、管君が、読売文学賞(紀行部門)を受賞したのも感慨深い。
 管くんと大洞くんと台北であって、夜市を歩いたりもしたな。

 この会は、これからも形を変えて続くはずです。

 29日(水)
 功労者の大洞さんが、台湾へ留学(遊学?)するというので、送別の宴を新宿の台湾料理屋さんで。
 こういうことに集まる人は酒好きで、あっという間に11時を過ぎてしまった。
 仕事ではほとんど接しない種類の人たちと楽しい数時間。

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