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July 25, 2012

フィンランドで原発について考える

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 ヘルシンキ2日目は、日本人のガイドさんがついてくれて、4時間で、いろんなマーケットやお店を回った。イッタラのガラスの鳥とグラスを骨董屋さんで購入。そのほか、マリメッコのタオルとか定番の品を。

 ガイドしてくれたのは、日本で音楽を学び、こちらで建築史を学んでいるという女性。
 彼女がフィンランドの原発事情について教えてくれた。
 日本でも断片的に聞いていたが、そうか!、フィンランドだったんだ、というその中身は

・ フィンランドは3.11の後も、原発推進国。
・ ただし、一切、外国には迷惑をかけるわけにはいかぬ、と10万年後(ということは廃棄物が放射性を失うまでの期間)まで保管できる貯蔵庫を建設。
・ 原発の会社の社長と幹部は、万が一のときに、陣頭指揮を執れるようにと、原発の敷地内に住んでいる。

 なるほど。
 ここまで、主張と行動に肉体的な裏付けがあれば、話も聞こうか、というものですね。
 事実は変わってないのに基準だけ変えて安全を装い、再処理についてはモンゴル?にとか、適当きわまりないわが国のこと、はずかしいです。

 さすがに歩き疲れが出て参りました。
 よって、最終日は、市内1日交通券(7ユーロ)を購入して、路面電車やバスを利用してすごしました。

 写真は、シベリウス公園。

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July 24, 2012

大都会ヘルシンキ

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23日の午前は、ハーメリンナの地名にもなったハメ城を見学に。
12世紀の建築だということだが、ちょっとかわいい、てかまぬけな外見(^_^)v

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その後、アーランコ自然公園へ。
小雨のなか、森をさまよう。
ムーミン谷の物語が紡がれた自然環境が体でわかった。
明るいばかりではない。

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予定の列車まで時間が空いたので、早めにヘルシンキまで移動。

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大都会だ。人種もすごく多様。
デザインショップなどを見歩いて、夕食は中華にした。

今日もたくさん歩いた。

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July 23, 2012

ハメーン・リンナでシベリウスを聴く

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22日
 朝、ピューニッキ展望台へ。森林の中を迷いつつたどり着いた。
 展望台からは、タンペレの街を一望。
 
 タンペレから列車でハメーン・リンナへ移動。ハメ城という意味の緑と湖沼の街。
 日曜日ということで、街は時間が止まったように静か。
 市場へ行って露天でサンドイッチとパニーニをたべる。
 半年ぶりくらいにコーラを飲んだ。

 その後、シベリウスの生家へいく。
 現在はMuseumになっている。週末は、ミニコンサートが催されているということで
 偶然、開演2分前。
 30分間ピアノとバイオリンの演奏を楽しむ。
 ピアノの女の子は、かわいくて、演奏も上手だった。
 妻の隣のとなりの女性は泣いていたそうだ。
 シベリウスは、しっかり聴いたことはないが、とてもいいですね。
 がちがちに構成されていなくて、揺れたり、流れたりしているのが。
 そして、このフィンランドの空気感がこもっている。

 その後、1800年代の家がほぼ完全の残っているというので見学。
 案内の女性が、当時の衣装を着て、いろいろ説明してくださる。
 女性に失礼だが、男前だった(笑)

 夕食はKebabに挑戦、と思ったが
 ホテルで紹介してくれた店は、アルコールを置いてない!
 退散して、宿泊しているSOKOS HOTELで。

 今日だけで15キロくらい歩いたのではないか。

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July 22, 2012

英語を学ぶことの意味をフィンランドで考える

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Naantaliの旧市街にて

ナーンタリを離れて列車でTAMPERE(タンペレ)へ移動
列車の窓が汚い。
妻は「上野発の夜行列車〜♪」を思い出させるといっている。
ずっと農地がひろがる。広大な菜の花畑が印象的。

タンペレはかなり都会。鼻にピアスして腰パンで歩いている若者など世界共通。
寒くて小雨だが夕食の頃には陽が差してきた。

ホテル(Scandic Tampere City)の受付の人に教えてもらってCOMOというイタリアンレストランへ行く。とてもおいしく、リーズナブルな店であった。駅からもあるいて3分くらいでお勧めできます(と、わざわざ書いているのはネット上に、日本語によるタンペレのレストラン情報がほとんどないから)。

http://www.ravintola.fi/en/como

ワインを飲みながら、妻と英語を学ぶことの意味について語る。
フィンランドの方々は、みな、実に上手な英語を使われる。

英語を学ぶことの意味については、政策的には「日本人が世界で商売できないと、儲からないから」みたいな文脈で語られているのがほとんどだろう。実に本質をはずしたことであり、下品なことである。

英語を学ぶことの意味は、英語が持っている I と YOU の関係を(世界観といってもよい)を身につけることにある。

日本語は関係性の檻に閉じ込められている。
私、ぼく、俺、わし、当社、私ども、手前ども etc.
あなた、お前、貴方、あなたさま、てめえ、etc.

列挙すればいくらでもでてくるけど、日本語は口を開く前に、相手との関係性をはかり、その場にもっともふさわしい、ということは波風を立てない人称代名詞を選択して、使わなければならない。

英語にはそのようなことはありえない。
相手が誰であろうと I は I であり、相手の地位や身分や立場に関わらず、You は Youである。
自分は関係性の中に浮かんでいるのではなく、宇宙における唯一無二の I なのであり、相手は、同じくかけがえのない You なのである。

そうした I と YOU が、「場の空気を読みながら、落としどころをさぐる」のではなく、自分と相手の共通点とちがいを、ぎりぎりまで言語によって明らかにしてゆき、そのちがいを、さらに言葉によって克服していこうとする。

この世の中に、そうした言語があるのだということを知ること。
それによって日本語という檻を知り、自分を相対化し、客観視し、次の行動につなげていけるようになること。

それが英語を学ぶことの意味だ。

弁護士もそうだが、ことばをつかって仕事をしている人は、こういうことに自覚的であってほしい。
以下の2冊は必読です。

『日本語で生きるということ』片岡義男
『日本語教のすすめ』鈴木孝夫


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里帰り

Photo

早い夏休みで、フィンランドへ里帰りしている。

私は、高校時代、ムーミンと呼ばれていた。中学時代も、一部には、そう呼ぶ者がいた。
私が進学した高校へ一緒に行った中学時代の仲間はいないから、おそらく、僕のなかにムーミンを見る人は多いのだろう。このブログのプロフィール写真も、そこから採用している。

爾来、いつかは、ムーミン谷に行ってご先祖様にご挨拶しなければと思っていたのである。
そして、ムーミン・ワールド20周年の今年、フィンランドに「帰省」することにしたのである。

初日19日はヘルシンキについて、すぐにツルクへ移動。
ここで、預けたスーツケースが出てこない、というトラブルにあった。
ケニアで、いろいろな目にあっているから、冷静なものである。
紛失レポートをカウンターに出して、ナーンタリへ移動。
ホテルにチェックインして、やや不便な初日をすごす。

それにしても、とても清潔で、静かで、穏やかな土地である。

翌日(20日)、無事、荷物はホテルに届けられていることを確認。
ムーミン・ワールドへ。
こちらも、年間20万人以上訪れるテーマ・パークだが、まったく静か。
演し物も基本的に拡声器の使用なし。

写真は「実家」でご先祖様の写真と一緒に撮ったもの。

午後は旧市街を散策してホテルに戻り、SPAへ。
プールが冷たく、ジャグジーもぬるいので、退散する。
ジムを独占して、午後の和らかな日射しの中で、じっくりと体をほぐす。
ほんとうに静かで、東京の喧噪をわすれ、心が澄んでゆくのがわかる。

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July 16, 2012

樹に祈りを

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 昨夕、准介とその友人たちが帰り、夜は、DVDを観て過ごした。
 小三治の落語のあと、龍村仁さんの地球交響曲第5番を。

 その中で、竹富島の染織家の石垣昭子さんの仕事がとりあげられていた。
 芭蕉の繊維を紡ぎ、天然の染料で染め上げる。
 その色がまことに美しいのであるが、その染料の原料となる植物を取るのはご主人の仕事。
 ご主人は、研ぎあげた鉈を一本だけ持って、竹富の山に分け入る。
 そして地上の樹木を、あるいは木の根を切り取る。
 その前に、ご主人は姿勢を正して樹の神様に畏れと感謝を込めて祈る。
 今年も少しだけ分けていただきます。ありがとうございます、と心をこめて。
 まことに美しい場面だった。
 そして、忘れてはいけないことを思い出させられた思いがした。

 一夜あけて、そよ風のなか、目が覚めた。
 聴こえるのは、鳥のさえずりと樹が風に揺れてすれ合う音だけ。

 午前中、8時を過ぎたらすでに猛暑だが、僕も石垣さんのご主人にならって、樹に祈りを捧げて何本かの枝を切り落とした。
 一本あたり3つの枝を払うだけで、相当な量を切り落とすことになる。
 僕の方は、ただ風通しと視界を良くし、寒くなったら何本かの薪にさせてもらうだけだが。

 切り落とした後の断面が痛々しいので、なにかしなきゃ、と思った。
 焼酎をもってきて、さらしに浸して塗ることにした。意味があるのかどうか、まったくわからないが、焼酎は、昔は、人間の傷にも使うことがあったんだし、少なくとも害はないのではないか、と思ってのことだ。

 ごめんなさい、ありがとう。これからもうちの庭をまもってね、と心のなかでつぶやきながら。
 

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July 15, 2012

世界はすでにつながっている

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14日(土)
62期1組のクラス会。
僕は、野口体操に出てからなので、遅参。
難病で苦労した鈴木さんが、完全復帰。おめでとう!

最終の特急わかしおでみさきの家へ。
息子の准介、ガールフレンドのサンドラ、友人のリオ(理男)、ラムジ虎ノ介、ギャレットがいる。
准介以外は、ドイツ人、日米ハーフ、米国人など。
ギャレットが、ツェッペリンの天国への階段を弾きだしたので、即席でセッションをする。
生ギター2本とカホン(という打楽器)ですが。

ビートルズをやり、Jポップをやり、ボブ・ジェームスの話をし、ギャレットが松田聖子を好きだといい、ラムジが恵比寿で中島美嘉に会えて語ることができたといい、話が文学にうつれば、村上春樹を語り、谷崎潤一郎、森鴎外をへて、鴨長明、兼好法師、紫式部におよぶ。

実におもしろく、たのしい経験であった。

一日あけて、彼らは、ビーチでやけどするほど肌を灼き、また、音楽を奏でて去っていった。
帰路についてすぐ、息子は別の方の車に接触してしまったのであるが、車にわずかなすり傷がついた程度。
これで済んでよかった。いわゆる災難の「予定納税」というふうに考えよう。

ギャレットが、Tap Guitarというものを披露してくれた。
たとえばこんなものである。びっくり。

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メイ生還

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 本当は、メイの写真をいれたいのだが、ちょっと痛々しいので、夜景でごまかします。

 メイが頸椎のヘルニアで緊急手術することになった。
 ふだん、元気いっぱいなんだが、病歴はいろいろあって

 尿道結石
 卵巣嚢腫
 脱腸

 で3回も体にメスをいれている。

 後ろ脚のひざもよくはずれるのだが、今回は、前脚がおかしい。
 脚のうらで立つことができず、甲の側で立とうとし、くずれおちてしまう。

 夜間の救急、かかりつけ、とまわって、結局、神経専門の山口ペットクリニックを紹介して頂いた。
 頸椎のヘルニアが疑われるが、まずは、検査をということでMRIを撮って、まずまちがいないとの診たて。頸椎からはみだしたヘルニアが神経を圧迫し、脚が立たないとのこと。これが、呼吸神経などにあたると突然死することもある、とのことで、緊急手術。

 手術は成功。

 生還を果たしました。
 
 それにしても、すごい手術です。
 喉を切り開いて、食堂や血管を脇にのけて、頸椎にアクセスし、ヘルニアを除去する。
 チワワの頸椎なんて小さいから、数ミリの勝負で。。。

 山口先生 ありがとうございました。


 

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July 08, 2012

コングリーチネ 2ndコンサート 成功おめでとう!

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 ブログ更新しないまま、あっという間にひと月。
 仕事は誠実に続けていて、体調もどこといって悪くはないのだが、いまひとつ、からだも心も浮き上がらない。
 よる年波のせいか、梅雨のせいか、はたまた。

 というなか、7月8日(日)に、妻が参加している、コングリーチネ(イタリア語で藤のこと)の2ndコンサートの裏方をした。指導者の藤光先生の「藤」をとってのこと。僕の役割は、照明と舞台のピアノの移動。演目ごとに変わるので、意外とめまぐるしい。準備、ゲネプロ、本番、あわせて6時間以上、注意力を散漫にしないように仕事をした。

 報酬は、打ち上げ会に無料ご招待。

 そこで挨拶したこと。

 藤光先生、コングリーチネのメンバーのみなさま。
 2ndコンサートのご成功、おめでとうございました!

 今日は、お手伝いをさせていただいて3ついいことがありました。

 ひとつめは、美しくドレスアップしたみなさまのすばらしい歌声を聴けたこと。特に妻の。
 ふたつめは、ものを創り出す現場に参加させて頂いたこと。裏方をいっしょにさせて頂いた、冨所夫妻のほほえましい小競り合いにも、心が和みました。
 3つめは、こうして、まだお日さまがでているうちから、ただで美味しいお酒とお料理を楽しませて頂けたこと。

 これからも、みなさまが、末永く音楽を楽しまれますように。

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