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December 31, 2013

今年も1年 ありがとうございました!

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 今年も大晦日になりました。
 
 1年前を思えば、昨年の12月に妻の母が原因不明の奇病にかかり冥界との境を行き来するような状態になり、大晦日も正月もないような状態でした。奇跡的に義母は回復しました。後期高齢者とよばれる歳になっても生命の力の逞しさを実感しました。

 春が終わる頃、ある方から「カロリー管理」というiPhoneのアプリを紹介していただき「夏に少し痩せていた方が過ごしやすいかな。せっかくなら、高校卒業時の体重にしよう」と思い立ちました。アプリの威力はめざましく、するすると痩せました。人生のマックスから数えると15キロくらい(笑)、直近からでも7キロ痩せました。なのに、久々に会う人も、そのことをいってくれないので、どうしてかと思ったら、50過ぎの人間が急に痩せるのは良からぬこともあるからと。確かに(笑)。

 7月に妻と、イギリスの田舎を旅しようと出かけたら、着陸寸前、妻が倒れたことは既報のとおり。それが結果的には思わぬ幸運だったことも直近に書いたとおり。人生はあざなえる縄のごとし。人間万事塞翁が馬。妻が、完璧な回復を果たしたいまは感謝あるのみ。

 10月から放送大学の学生になりました。
 Liberal Arts、とりわけ文学、哲学、国際関係を学び直しています。
 新鮮です。

 政治と経済に対しては、違和感あるのみです。
 TPPも、オリンピック招致も、東日本大震災の復興政策も、中韓に対する外交も、etc,
私の価値観からは疑問ばかりが募ります。気持ちがふさぎます。○○という言葉すら、頭をよぎります。そのせいで、とりわけ今年の後半は鬱々とした日が続きました。

 そんなこんなでありながら、大晦日は、夫婦とふたりの子ども、それぞれのパートナーと6人で、穏やかに過ごしてます。かつては、紅白歌合戦なんか、意地でも観ませんでしたが、いまは「批評的に観る」ならいいかと、横目で眺めながら、これを記しています。

 子どもじみた夜郎自大の為政者とその取り巻きたちが勝手な政策を進めることのない2014年を願っています。

 良いお年を!

PS 大瀧詠一さんのご逝去、書きたいことはいろいろあるのですが、ほんとうに残念です。
  音楽家としての偉大さは当然として、ラジオ番組などでの何気ないひとことから、本当に大きな影響を受けていました。ご冥福をお祈りします。
 

 
 

 

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December 29, 2013

『自殺』末井昭さん

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 年の瀬の忙しい日々に末井昭さんの『自殺』を読んだ。
 1年の最後を締めくくるにふさわしい、よい本だった。

 僕はメンタルには強い方だと思うけれど、それでも自殺を考えたことがないわけではない。
 それは積極的な死にたい、という気持ちではなかった。
 何もかもがめんどくさくなって「ああ、死ねばこんな面倒なすべてから逃れることができるのだなあ」という小さな思いが心の片隅に芽生えて、それがいつの間にか四六時中あたまの中に居座るようになったのだった。おそらくは外からは、何も問題なく日常生活を送っているように見えて(いたのだと思う)、その実、その日常に死の誘惑がいつも口を開けたり閉めたりして近寄ったり遠ざかったりするようになってしまったのだった。

「死ぬんじゃない。死ぬほどの勇気があれば、何でもできるじゃないか」という言い方は、そんなことを体験したら無意味なんだなと実感した。自殺というのは、気持ちを奮い起こして何かを振り切るようにしてすることではなくて(そういうのもあるかもしれないが)、もっと穏やかで静謐で日常生活に隣り合うようにして、ひょいと水たまりを跳び越えるくらいの気持ちでできてしまうものではないかと思った。

 書名は『自殺』だが、この本は「死」について末井さんの身近な体験を綴った本だ。

 終わりあたりの一部を引用します。
《自殺する人は真面目で優しい人です。真面目だから考え込んでしまって、深い悩みにはまり込んでしまうのです。感性が鋭くて、それゆえに生きづらい人です。生きづらいから世の中から身を引くという謙虚な人です。そういう人が少なくなっていくと、厚かましい人ばかりが残ってしまいます。》
《本当は生きづらさを感じている人こそ、社会にとって必要な人です。そういう人たちが感じている生きづらさの要因が少しずつ取り除かれていけば、社会はよくなります。取り除かれないにしても、生きづらさを感じている人同士が、その悩みを共有するだけでも生きていく力が得られます。だから、生きづらさを感じている人こそ死なないで欲しいのです。》

 生きづらいと思っている人、自分のことをちょっと厚かましいんじゃないかと思っている人、ぜひご一読を。

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December 17, 2013

ありえないほどの幸運

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 妻が昨日から検査入院している。
 妻が病室から撮った今朝の日の出。
 同室の皆さんと「入院したからこそ見えたのよね。幸せですね」とことばを交わしたそうだ。

 入院したのは具合が悪かったからではない。
 7月6日に発症したくも膜下出血の経過観察のため。

 昨日は準備、今日が造影剤を入れての検査であった。
 検査を担当してくださったのは若手の田中健太郎先生。
 結論として、出血した箇所にあった小さな動脈瘤は完全に消えており、また、そのほかの場所にも、一切問題はない、とのこと。

 それにも増して、田中先生が何度も強調しておられたのは、発症から今日までのありえないほどの幸運があったということ。
 弥生の出血部位にあったのは、いわゆる風船型の動脈瘤ではなく、血管がやや盛り上がっているようなもので、脳外科の世界では「血マメ」とよばれているタイプのもの。
 風船型の場合には、再出血を防ぐために、動脈瘤をクリップで止めてしまうか、あるいは血管内から瘤の中に細い金属(コイル)を詰め込んで、血が瘤に行かないようにするのが通常である。
 しかし、血マメの場合、いずれもうまくいかない。クリップで挟むほど盛り上がっていないし、中にコイルを詰め込めるほどふくらんでもいない。
 そこで、開発されたのがバネ状のステントをそけい部から血管内に挿入する方法だが、この治療法は我が国では認可されていない。
 もし日本で発症していたらどうなったかというと、開頭手術は免れなかったであろうとのこと。
 その場合、おなかと頸を大きく切り開き、さらに頭蓋骨を切り取って取り外して脳内の出血部位を露出する。その上で、できる限りのことをすることになるが、上記のとおりクリップやコイルはそれほど有効ではないため、何ほどのことができたか。手術時間も、入院期間も非常に長くならざるをえなかっただろうとのこと。
 そんなことを考えると、ロンドン到着寸前に発症して、彼の地で治療を受けられたことは、年末ジャンボ宝くじにあたるよりも幸運だったといえるとのこと。
「脳外科医なら、だれでもこの経過はびっくりしますよ。そんな幸運な人もいるんだ、ということでテレビの再現ドラマを作れるくらい劇的なことですよ。」とのお話しであった。
 花川先生やそのほかのDrからも、ロンドンでよかったとは聞いていたが、ここまで具体的かつ率直にいってくださったは初めて。
 あらためて夫婦して感謝の思いを新たにした。

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December 08, 2013

28回目の結婚記念日・特定秘密保護法におもうこと

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 今日は、私たち夫婦の28回目の結婚記念日。
 娘の24回目の誕生日まであと3日ということもあり、家族が我が家に集まった。
 息子はガールフレンドのSandraと。彼女が、ティラミスを作ってきてくれた。
 娘はボーイフレンドのプライムと、と思ったら彼は体調が悪いとのことで娘だけが単身参加。
 義妹は宿酔?で料理のみ届けてくれた。
 義母は元気で参加してくれた。
 17時頃から、呑んで食べて語り、当然、話題は、特定秘密保護法のことになる。

 こんな法律、ろくでもないことは、いわずと知れている。
 しかし僕は、デモにも行かず署名運動もせず(求められて署名はした)ブログに意見も書かなかった。ひたすら、鬱々として、日々を過ごしていた。この鬱々の原因は何かと考えながら。

 ろくでもなさでいえば、TPP交渉参加だって、馬鹿げていた。
 ありえないほどの誤った選択なのに「第2の開国」とかいう意味不明のスローガンだけを御旗に民主党が推進して、ほとんどのマスメディアも、これを支持した。自民党に変わっても、路線は踏襲された。聖域は設けるといっていたのに、それは反故にされようとしている。

 原発問題も、ろくな議論もされず、いつのまにか再稼働容認の方向へ動きつつある。

 オリンピックを東京でなんてほんとに下らない。
 でも、マスメディアはこぞって大喜びだった。

 東日本大震災の落とし前は、全然、ついていない。
 でも、マスメディアは、たまに福島のことを報道するだけで、それ以外の被災地のことは、すっかり忘れたようだ。

 それで特定秘密保護法に関してだけは、メディアも国民の皆さんも、こぞって大反対。

 法案もこわいけど、あんたらのその調子のよさ?も、同じくらい怖い。

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December 01, 2013

妻の容態 あれから5ヵ月



 最近「弥生さんのお加減は?」と尋ねられることが多かったので、ご報告。
 
 妻は、すっかりよくなり、元気に過ごしています。
 11月22日の誕生日には、お酒も解禁し「うま〜い」といって、呑んでいます。
 たまに、ほんの少し、ですけど。

 11月23日には、家族で息子のガールフレンド、娘のボーイフレンドも一緒に食事を楽しみました。

 4日(水)に検査が予定されており、それで問題なければ、血栓予防のための血液サラサラ剤も減らされる予定。

 皆様、なかなか個別にはお礼も申し上げられなかったですが、励ましのお手紙、メール、投稿、本当にありがとうございました。

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