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March 30, 2014

個人的『文化の日』




母がまだ元気なころ作ってくれた「つるし雛」

 なんだか忙しくて兄の四十九日の法要からあっという間に20日が経ってしまった。
 この間、所得税と消費税の確定申告を終えた。

 少しだけほっとした気分で過ごした2014年3月最後の土曜日29日は個人的な『文化の日』

 朝は映画『トーク バック』を見に渋谷へ。
 野口体操の大先輩の新井さん(年下だけど)がチケットをプレゼントしてくださった。
 
 坂上香さんが10年をかけて制作した、HIVに罹患した女性たちが出演する劇団のドキュメンタリー。
 彼女たちがHIVに罹患したのには、さまざまな理由がある。
 恵まれない生い立ち。Drug。売春。レイプ。
 エイズを宣告されて、人生が終わりだと感じ、誰にもいえず苦しむ。
 そんな彼女たちが、演劇を通じて恢復し、人間らしい生き方を取り戻していく。
 ぜひご覧下さい。

 15時30分は例によって野口体操のクラスへ。
 と思ったら、今週はおやすみだった。
 時間があまったので、春夏物の洋服などを買いに。

 夜は、野口体操の創始者、野口三千三先生の祥月命日の『お通夜』。
 いまの指導者羽鳥操さんと舞踏家の麿赤兒さんの対談。
 野口体操を知らない方々も大勢来て下さって、とても内容豊かなお話しがきけた。
 それにしても、麿さんかっこよかった!
 

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March 09, 2014

55歳の誕生日〜兄崇雄49日の法要

Takaoguitar
長兄の遺品のギター。
こいつも40歳は超えていると思われる。

 3月7日に55歳になった。
 1月22日に長兄崇雄が亡くなってから、ずっと内省的にすごし、すっきりとした気持ちで誕生日を迎えることができた。
 Facebookやメールでお祝いのメッセージを下さった方、そして、わざわざプレゼントを持ってきてくださったTさんとIさん。ありがとうございました!
 
 今日9日は兄の四十九日の法要。
 高円寺の鳳林寺へ向かう前に、兄の家へ寄り、次兄とともに遺品のいくつかを譲り受けた。
 セーター。Tシャツ。ジーンズ。時計。ライター。ギター。
 煙草吸わないけどライターは高級チャッカマンとして使わせていただくつもり。

 法要のあと深大寺の水神苑で会食。
 帰宅してからもらったギターの手入れをする。
 弦をはずし、ほこりを払い、全体を磨き、指板にはレモンオイルを施し、新品の弦を張った。
 糸巻きがすこし固い以外は完璧なコンディション。
 鳴りもとてもよい。
 さて、これで何を奏でるか。

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March 01, 2014

『ガンジー自伝』のすばらしさ

Gandhijiden

 ここ数年、迷い、惑っていた。
 兄が亡くなったのをきっかけに、自分の生活すべてを見なおし、立て直す作業をしている。
 そんな中で、昔読みかけて書棚においたままになっていた『ガンジー自伝』を改めて読んだ。

 すばらしい本。

 第1に文章。
 蝋山芳郎さんのこなれた翻訳からもとの英文が想像できるのですが、その英語は、英語を母国語としない者が、世界とコミュニケートするために使う英語として最も良質なものであることが伝わってくる。読み終わったら英文で読んでみよう。

 第2にその率直さ。
 自分が13歳で結婚して(させられて)、性生活に惑溺して親の死に目に会えなかった話を初めとして、悔恨や恥辱に満ちた自らの人生を、本当に率直に語っている。生まれついての聖人ではなく、自分の意思で自分を変革していったガンジーの生き方に共感し励まされる。

 第3にその柔軟さ。
 非暴力と不服従の思想は、ヒンドゥー教を基礎としているが、ガンジーはその教えを無条件では肯定しない。カースト制、女性蔑視などさまざまな点について、冷静に批判的分析をして、それを排するためにさまざまな運動をした。キリスト教やイスラム教を初めとする他の宗教に対しても寛容である。どんな宗教にもいいところがある、どんな宗教にも首をたてに振れないところがある。私たちはよいところを取り入れて、悪いところは直していく必要がある。その姿勢は一貫している。

 第4に、私個人の職業とからむことだが、弁護士としてのガンジーに関するエピソードが滅法おもしろい。はじめての証人尋問で喉がからからになって、あたまが真っ白になって、ひとことも発することができなかったこと(僕もそれに近かった(笑))。大きな事件でほぼ勝訴的な調停を成立させたが、敗訴者の事業が存続できるように、自らの依頼者に「非常に長期にわたる年賦払い」を認めてやるように説得したこと。その結末。

「この年賦払いの譲歩にまでこぎつけることは、双方の当事者を仲裁に同意させることよりも、ずっと苦労なことであった。しかし、双方ともその結末を喜んでくれた。そして双方とも世間の評判は前より高くなった。私の喜びは限りないものであった。これで私は真の法の実践ということが、どんなものであるかを習得した。人間性のよい側面を発見し、人の心の中に入り込むことを覚えた。私は法律家の真の任務が、離ればなれにかけ違った事件当事者を結合させることにあることを悟った。』

 


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