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June 08, 2014

週末読書三昧

8

 6月6日金曜日は、朝3時過ぎに目が覚めてしまい、そのまま、ばりばり仕事をした。
 結果、午後3時には力尽きて、早めに事務所を出て、日本橋丸善に立ち寄って3冊本を買った。
 帰宅して仮眠、目が覚めてからずっと本を読む。

『年を取ったら驚いた!』嵐山光三郎
 はやく老人になりたくて仕方がないので、その予行演習として読む。

《朝に政令を下して夕方それを改めることを、「朝令暮改」という。朝令は長齢に通じ、長齢暮改はいつものことで、気が短くなるため一時間で意見が変わることもたびたびだ。七十歳を過ぎた高齢者の発言はすべて失言である。発言は呼吸の一種でありますから、取り消すことは不可能である。言葉の泡です。泡沫である。息をしなければ死んでしまうのです。
 これにより、
 すべての高齢者は冗談を言って生きていけばいい
 ということがわかります。
 高齢者の好色は命への賛歌である
 ということもわかる。》

 という、わかったようなわかんないような流れで全編わらいます。

『小説外務省』孫崎享
 孫崎さんは、ベストセラー『戦後史の正体』の著者で、元は外務省完了でイラン大使などを歴任された方。 尖閣問題は、アメリカが日本と中国が仲良くならないように仕掛けた罠であることを小説仕立てで書かれた本。TPP参加も、集団自衛権行使のための解釈改憲も、尖閣問題も根っこにあるものは同じ。アメリカの意向に従うだけの思考停止に陥った政治家、官僚、マスコミへの「挑戦状」。
 ひとりでも多くの人に読んで欲しいです。
 
『街場の共同体論』内田樹
 内田樹さんの日頃の主張の「まとめ」的な本です。

 第1講 父親の没落と母親の呪縛
 第2講 拡大家族論
 第3講 消費社会と家族の解体
 第4講 格差社会の実相
 第5講 学校教育の限界
 第6講 コミュニケーション能力とは何か
 第7講 弟子という生き方

 これらの論考を貫くのはこんな内田さんのこんな思い。
《エコノミストたちは「経済成長が止まったら日本は終わりだ」という呪文を唱え続け、マスメディアもその呪文をそのまま繰り返しています。「終わらせない」ためには法人税を下げるしかない、人件費を切り下げるしかない、原発を再稼働するしかない、経済特区を作るしかない、カジノを作るしかない、五輪を招致するしかない、言論の自由を制約するしかない・・・・・。そうやって効率化のための政策が次々と現実化してゆきます。「成長以外の選択肢があるのではないか?」という問いかけは、いまのメディアでは誰も提起しませんし、誰も耳を傾けません。
 そのような集団的な思考停止状態に現代日本人は置かれています。この現実に対する深い絶望感が、本書の基調低音をかたちづくっています。》

 思考停止した連中に対する深い絶望感が基調をなすのは、孫崎先生の本とおなじ。

 僕はずっとこう思っている。
 もう日本も老人なんだから、成長とかいうのやめましょう。からだにわるい。
 いままでたっぷり稼いだのだから、そこそこ稼いで、支出は抑え「落ちぶれた」といわれても静かに微笑んでいましょう。
「隣町に、ふざけた野郎がいるから一緒に叩きのめしにいきましょう!」と誘われたら「もうそんな体力ないし、親の遺言で、喧嘩はするなっていわれているから、すまんね。」といって断ろう。
 お隣さんとはもちろん、にこやかに挨拶をして、地境がどうだこうだって、細かいことはいわんでよい。
 働く時間は短くして、家族と過ごす時間を長くして、家事はみんなで分担して、外食の回数は減らして、時間をかけて美味しいものをつくって、、、、。

 それでなんでだめなの?

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