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April 30, 2016

ありがとう! メイ




March 25, 2002 - April 29,2016

2016年4月29日23時40分、メイが彼岸へ旅立ちました。
3月下旬に、肺水腫になって一時は危険な状態になったのですが、3日間の入院ですっかり元気になり、食欲もいつもどおりになっていました。
けれど27日の夜から急に体調がわるくなり、手を尽くしましたがおよびませんでした。

 2002年に動物写真家の森田米雄さんから譲り受けた世界でこれ以上なく可愛い(親バカ)のチワワ。
 
最初は家族に

 「ペットは飼ってもいいが、ペット中心の生活にはしない!」

といってたのに、真っ先に、この僕がメロメロになって、溺愛してました(ちなみに、このブログのタイトルの「撫明亭日乗」とは「メイを撫でているおじさんの日記」という意味です)。

甘やかしすぎたせいなのか、もともとの性格なのか、気が強くて、社交性がなくて、家族だけにしか気を許さず、時には家族にも牙をむく「ダメっ子」でしたが、ダメな子ほど可愛いのことばどおりでした。

小さい頃から、いろんな病気(尿路結石、子宮嚢胞、脱腸、頸椎ヘルニア、緑内障、心臓弁膜症)をして、避妊手術もして、小さいからだで、ほんとうによくがんばりました。

いまの住まいに引っ越してくるのとほぼ同時期から、子どもたちの中学生時代から、僕がいまの事務所を設立してから今日まで、14年間、ほんとうに「いるだけ」で、まわりのみんなを楽しませ、笑わせ、和ませ、癒してくれました。

   メイ、ほんとに長い間ありがとう!
   安らかに眠れ。
    

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April 03, 2016

書評『小倉昌男 祈りと経営』(森健  小学館)

Inori

小倉昌男さんは、僕の尊敬する経営者だった。

倒産寸前のヤマト運輸の二代目経営者として、逆境から日本に「宅急便」というサービスを生み出した手腕。
不合理な規制については、訴訟も辞せず、正攻法で行政と闘って許認可を勝ち得ていった気骨。
論理性。
巨万の富を惜しげもなく福祉に投じてヤマト福祉財団を設立し、全国の福祉施設経営者に自ら「経営」を教え、お小遣い程度しか支給されていなかった障害者の自立を支援した晩節の美しさ。

小倉さんのそうしたすばらしさについては、ご本人による名著『経営学』『福祉を変える経営』を初めとする、数多くの著作がある。

レコードに例えると、そうした輝かしい面が小倉さんのA面なのだが、この本は、小倉さんについて、これまで語られてこなかった知られざる「B面」を、丹念な取材によって明らかにしたいわば「裏面史」である。

森さんは、小倉さんが、福祉の分野においてあれだけの貢献をしながら「なぜそこまで福祉に力を注いだか」については、ほとんど語っていないことに疑問を抱く。

そして、会社関係者や私的な知人などから取材をしていくうちに、これまで語られてこなかった重大な秘密にたどりつく。

それを語ることはルール違反なので、ぜひ本を手にとって読んでいただきたい

この本を読んで、ますます小倉さんの素晴らしさを知ることになった。
読者は、小倉さんの孤独と絶望にも近い思いを追体験しながら、最後にもたらされる「安息」といっていい思いに安堵し、深い感動につつまれることになる。

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