スギ花粉症 50年戦争
スギ花粉症歴50年の近藤です。
本当に苦労してきました。
工夫もしてきました。
不幸にも最近になって発症してしまった人たちのために、私のスギ花粉症対策をメモしておきます。
同病の方、他にもなにかよい対策があったら教えて下さい!
・ 年が明けたら予防態勢に入る
1月になったらお医者さんに行って薬を処方してもらいます。
忘れないようにGoogleカレンダーの「繰り返し予定」に登録。
飲み薬のアレグラ、点鼻薬、点眼薬のリボスチン。
劇症がでてしまった場合にとん服的に用いるアラミスト点鼻薬(ストロイド)
発症して、粘膜が荒れてしまってから元に戻すのは大変です。
発症予防が一番大切。
・ 身辺に花粉をまとわりつかせない
項目毎に書くと以下のとおり。
・ 髪
朝シャワーしたら、粘性を維持できる整髪料をつける。
ぼくは、整髪料じゃないけどニベアを愛用しています。
こうしておくと、髪にまとわりついた花粉がニベアに絡め取られて落ちてこない。
・ 目のまわりと鼻の穴
おなじく朝シャワーしたらワセリンをぬる。
こうしておくと、目と鼻に寄ってきた花粉の相当部分をブロックできる。
この方法は、片岡義男さんの小説で、砂漠のハイウエイを走るオートバイライダーが目の周りにグリセリンを塗ってる描写があって、思いつきました。
商品化されたチューブも売っているけど、ワセリンでも十分効果があります。
・ 服
ニット、フリース素材は厳禁。
外を歩く場合は、表面がつるつるの化繊のコート・ジャケットを着る。
部屋に入る前は、ドアのまえで脱いでバタバタして、花粉を落とす。
・ 洗濯物と寝具
外に干してはいけません。
浴室乾燥機で乾かす。
・ 窓は開けない
・ 帰宅したらシャワー
・ マスク
起きているときは当然として、寝るときもマスクしています。
安価で効果のある不織布のマスクが普及したのはほんとにありがたい。
耳がひっぱられて痛くなったり、場合によっては切れて血が出る(泣)
自分にあうサイズのマスクを見つけることも大事ですね。
合うものが見つかったら大量に買って、惜しげなくつかう。
マスクに花粉がついてしまうこともあるので、どんどん使い捨て。
といっても1日1枚か2枚で足ります。
AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
発症してしまったら
くしゃみ、鼻水、涙、全身倦怠感、時に蕁麻疹
ああつらい。
・ 午前中がつらく、午後から夜にかけて症状は軽くなる。
うつ症状と似ていますね。
人と会う予定は午後にした方がいいかも。
・ コルゲン鼻炎カプセルを飲んでじっとしている。
・ 交感神経を優位にすると症状が軽くなるという説がある。
吉行淳之介さんは、車の運転をすると喘息の発作が治まったとか。
たしかにやむを得ず車の運転をすると、ひっきりなしに出ていたくしゃみが収まる。
しかし、危険(笑)。
治療として運転するのはやめた方がいいに決まっている。
・ 究極の対策は、北海道か沖縄に行ってしまうこと。
3日滞在するとずいぶん良くなる。
本州に戻ってくれば同じじゃないか、といわれればそうだけど。
3日間、アレルギー症状の苦しみから解放され、粘膜が再生してくると薬の効き目もよくなる。
でも、これも結果論で、治療目的で旅行したことはありません。
一時期、那覇にウイークリーマンションを借りて2月と3月は、そちらで過ごそうかと思った。
なかなか、そうもいかないのが憂き世なり。
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あとは免疫力を落とさないこと。
それについては、こちらをどうぞ。
『歳を取ってもそれなりに健康でいるために』
まだまだあるような気がするが、きょうのところはこの辺で。
ぼくが発症した頃は、スギ花粉症というの診断名自体が知られていない時代で、鼻風邪と片づけられていました。
高校、大学、司法試験、受験前に必ず発症し、病弱、怠け者といわれ(泣)
標準的な対策が確立されてきたいまは、花粉症患者にとっては、よりよい時代です。
花粉症のみなさん、つらいですが、なんとか乗り切っていきましょう。